台場クヌギを使った盆栽の作り方ご紹介。

・ブナ科の果実ドングリ

 

ドングリは多くの動物にとって厳しい冬を乗り越えるための大事な食料です。

クヌギやコナラなどの落葉広葉樹は春に新芽が出て夏にはドングリがなります。

そして秋になると地面に落ちて動物達の食料となるのです。

リスや鳥はドングリを土の中に隠して、あとで掘り起こして食べます。

その食べ残したドングリが成長してカブトムシやクワガタムシが集まる落葉広葉樹になるのです。

・ドングリを育てよう

 

・ブナ科の果実ドングリ

 

ドングリは多くの動物にとって厳しい冬を乗り越えるための大事な食料です。

クヌギやコナラなどの落葉広葉樹は春に新芽が出て夏にはドングリがなります。

そして秋になると地面に落ちて動物達の食料となるのです。

リスや鳥はドングリを土の中に隠して、あとで掘り起こして食べます。

その食べ残したドングリが成長してカブトムシやクワガタムシが集まる落葉広葉樹になるのです。

・鉢で育てる場合

 

鉢にドングリを埋めて時々掘り起こして根を確認します。                    太くて長く伸びた根は切り落してください。

ドングリは発芽から1年目はよく枯れるので注意が必要です。

成長にあわせて鉢の大きさを変えてあげます。

・大きく育てて植樹にする場合

 

庭先などに植樹する場合は肥料を入れた大きめの鉢にドングリを埋めます。

ドングリは鉢の大きさにあわせて冬場に根を伸ばします。

春までは乾燥しないように時々水を与える程度です。

また、根を切る場合は先の部分だけ切るようにします。

植樹にするには2年目の苗木を選ぶようにします。

・ドングリ盆栽を作る!

 

 

① 幹を曲げる場合は発芽したてのドングリをフタ付のカップに入れて成長させます。

伸びた幹はフタにあたり自然に曲がってきます。

 

②  幹が曲がりました。

 

③  曲がった幹から二本の枝が生えてきました。

 

 

④ 幹を太くするために剪定します。

芽の出方を見ながら、よけいな枝は芽の上で切り落としましょう。

剪定した傷口から雑菌が入らないように癒合剤を塗ります。

 

⑤ 剪定した横から枝が伸びてきました。

樹勢が強いのでまたまた剪定します。

 

⑥ 自分の思うような樹形を作るために枝や幹に針金かけをします。

 

⑦ 模様木のような盆栽を考えるなら針金かけが必要です。

雑木類にはアルミ線が一般的です。松柏類には強さのある銅線を使用します。

アルミ線は銅線に比べると柔らかく成長の早い雑木にも対応してくれます。曲げにくい枝にかけても途中で折れてしまうので針金をかける前に曲がるかどうか確かめます。

特にクヌギは折れやすく、やさしく曲げるようにします。

 

⑧ 台場クヌギのような盆栽を作る!

 

① 少し成長した苗木を使います。

 

② 幹を太くさせるために葉を剪定します。

クヌギはそのままだと、どんどん上に伸びていきます。

上に伸びるほど幹が細くなり葉や枝に栄養分を吸い取られるので、芽を残して剪定します。

 

③ 剪定したところから二本の枝が出てきました。

 

④ またまた剪定します。

傷口から雑菌が入らないように癒合剤を塗ります。

 

⑤ 剪定後また芽が出てきました。

樹勢が強いと剪定しても枯れませんが

冬場など樹勢が弱いと枯れるので注意が必要です。

・主な基本樹形 (盆栽仕立)

 

幹の姿や幹の数、根姿によって、次のように大別することができます。

●直幹(ちょっかん)基本的な樹形で幹に曲がりがなく幹がまっすぐに伸びている樹形です。

●模様木(もようぎ)模様とは幹の曲折のことをいいます。

幹が右左に曲線を描きながら伸びている姿です。

●多幹 (たかん)幹が1本なら単幹、2本以上の幹が出ているものを多幹といいます。

(2本は多幹、3本は三幹 5本以上が株立ち)

 

他に ●箒立ち(ほうきだち)

●懸崖(けんがい)

●蟠幹(ばんかん)

●文人木(ぶんじんぎ)

●斜幹(しゃかん)などがある。

 

●相生 (あいおい) 双幹の別称で、幹が2本並んでいる樹形。

●落ち枝(おちえだ) 文人木などにに観られる下向きになった枝。

●枝接ぎ<えだつぎ> 枝のないところに接ぎ木をすること。

●新木<あらき> 盆栽として養成中のもの。

●株立ち<かぶだち> 1株の根本から多くの幹が立つ樹形のこと。

●皮性<かわしょう> 樹皮の素質や状態をいう。

●寒樹<かんじゅ> 落葉樹の葉が落ちて、枝だけになった落葉状態。

●かんぬき枝(かんぬきえだ)節から左右対称に伸びている枝。どちらかを切るか短くする。

●環状剥皮(かんじょうはくひ) 枝や幹の樹皮を幹に沿って環状に剥ぎ取り発根させる方法。

●根張り(ねばり) 根が地上を這うように出ている部分。四方根張り、八方根張りがある。

●立ち上がり (たちあがり) 根元から幹に至る立ち上がった部分主として一の枝までをいう。

●単幹<たんかん> 幹が1本だちの盆栽をいう。

●戻り枝<もどりえだ> 外に向かって伸びた枝が、途中から幹の方に向かって伸びてしまうこと。

●腰水<こしみず> 容器に水を張り、そこに鉢を浸けて根から十分に水を吸わせる方法。

●根伏せ (ねぶせ) 根部に発達した地下茎を切り落とし少しだけ頭を出して土中に埋めること●地下茎(ちかけい)地中に埋もれる茎のこと。

●荒皮性  (あらかわしょう) 幹肌が短期間で荒れ、若木のうちから古さが出る性質。

●1年枝  (いちねんし) 年が明けて以降に伸びた若い芽、枝。

●1才性(いっさいしょう)実や花つきがよく、早くから開花、結実が見られる性質。

●忌み枝(いみえだ)全体の変化と調和のバランスをとりにくい枝、樹形を乱す枝。

●内芽(ないが)枝の幹方向に出る芽。

●返し水 (かえしみず) 水をかけてから、再び水を与えること。

●拾い水 (ひろいみず) 水をかけてから、吸収の早い鉢だけ水を与えること。

●カルス (かるす) 養分のかたまり。

●結果習性(けっかしゅうせい) 種類によって花芽や実がつく時期やつく場所が判ること。

●小根(こね)太い元となる根から出た細い根。

●大根(おおね)太い元となる根。

●座(ざ)地上に出ている根張り付近のようす。

●シャリ (しゃり) 幹や枝が枯れて白くなった状態。

●充実期 (じゅじつき) 幹や枝がが太くなる時期。

●樹格 (じゅかく)風格 品位のある盆栽。

●樹形 (じゅけい) 樹木の姿、木の形

●樹勢(じゅせい)樹木の生育のようす。枝が勢いよく伸びると、「樹勢が強い」

●剪定(せんてい)枝や葉を切り、樹木の姿を維持すること。

●束生(そくせい)葉が密集して束状になってつくつき方を束生と言います。

●種木(たねぎ)盆栽をつくる素材。

●玉肥 (たまひ) 土の上に置く固形の肥料。

●頂芽(ちょうが)枝や茎の、最先端につく芽。

●直根(ちょっこん)真下に伸びている太く長い根。細い根が出にくくなるので植え替え時に切る。

●つかみ寄せ(つかみよせ)苗木を数十本以上を束ねて植え込む方法。根が癒着して株立ち風にする目的がある。

●錦性(にしきしょう) 樹皮が厚く重なるようになって割れ目や斑などが入る幹肌の性質。

●根伏せ(ねふせ)切った根を土の中に植えて発根させて新しい株を作る方法。

播種(はしゅ)種をまくこと。

●葉すかし(はすかし) 葉が重なり合ったところを間引き、光や風通しを良くすること。

●葉水(はみず)夏場などで葉の温度を下げたり、乾燥を補う為に「霧吹き」などで、葉に水分を与えること。

●葉焼け(はやけ)水分不足が原因で葉先から枯れてくること。

●盤根 (ばんこん) 根張りを見所とする樹種において、複数の上根が癒着して表土上に板状になっているもの。

 

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