~自分で採集すると、昆虫はもっと面白くなる!~

・採集スタイルと使う道具

←不法投棄されたゴミ。ゴミは持ち帰ること!

★自分の出したゴミはかならず持って帰ろう

★一般常識を守り、山の中で人に会ったら挨拶をしょう

★農地などに踏み込まないようにしょう。

★採れすぎたら逃がしてあげましょう。

★むやみに生木を削たり樹皮をはがさない。

★狭い道に車を駐車しない。

★子供と並んで歩かない。(子供は大人の後ろを歩かせる)

★子供を抱いて山の中に入らない。

(枝やトゲなどがあり子供は自分で危険を回避できない場合がある。)

★事前に病院などの情報を集める。(血清など保管してある病院)

・冬季採集

昆虫は幅広く色々なところに生息しており、同じ種類でも地域差や個体差、生息環境によって様々な形態が存在します。

都会でも山の中でも昆虫はいますから、お子様といっしょにいつでも始められ、採集と飼育は共通する部分が多くあります。

まず、お店で購入して飼育する前に、山へ行って採集することをお勧めします。お金では決して買えない昆虫たちとの出会いがあり、なにより子供たちとのスキンシップになります。

また、自然の重要性や生き物とは何かを教えてくれるものは他にないでしょう。

・採集スタイルと使う道具

●捕虫網高い場所にいる昆虫を捕まえるのに便利な伸縮自在なものを選ぼう

●殺虫ビン甲虫はチョウやトンボと違い、三角紙にはさむわけにはいかない。

そこで、殺虫管というものがある。殺虫管の中には殺虫薬(酢酸エチルなど)が入れて、かわいそうだが採集した昆虫はこれに放りこんですぐに殺してしまう。

すぐ殺すことで変色を最小限におさえ、美しい状態で標本にすることができるのです。

●ナタ(鉈)やオノ(斧)冬場の材割り採集や草木などをかき分けます。取り扱いには注意が必要です。

●昆虫ケース(虫かご)捕まえた昆虫を個別に管理する。

●懐中電灯夜間に樹液に集まる昆虫を採集するには必需品です。頭に付けるヘッドランプを使えば両手が自由になりハンドタイプを利用することにより行動範囲が広がります。

●タオル首にタオルを巻き毛虫などの進入を防ぐ。ケガをした時の止血や汗を拭いたりと採集には必ず持っていこう。

●救急箱虫よけスプレー、バンドエイド、消毒液、三角巾、軟膏剤などを用意しましょう。

装軍手、長袖のシャツ、長ズボン、帽子、長靴、保護メガネ(材割り採集)など、スズメバチなどは黒色に寄って来るので、明るい服装を選ぼう。

~その他持ち物は自分で工夫してみよう~

・樹液採集 時期(5月~10月)

樹液はボクトウガやカミキリの幼虫が木に穿孔して傷をつけるため染み出る。

カブトムシやクワガタムシの成虫は樹液を主食にしています。

樹液は気温が高くなると発酵し甘酸っぱい匂いが発散され、

その匂いに誘われて昆虫達が集まります。雨が降った2~3日は多くの樹液が流れ出します。

・クヌギ

クヌギは岩手県、山形県以南の本州、九州に広く分布する落葉樹。

アベマキに良く似ていますがアベマキの葉の裏には毛があり白く見えるが、クヌギには毛がない。

オオクワガタが採集できる木は台場クヌギといいクヌギの幹を伐採すると、その幹から芽が出て成長します。

伐採と再生を繰り返すことによって、幹が太くなったクヌギを台場クヌギと呼んでいます。

・コナラ

クヌギは岩手県、山形県以南の本州、九州に広く分布する落葉樹。

アベマキに良く似ていますがアベマキの葉の裏には毛があり白く見えるが、クヌギには毛がない。

オオクワガタが採集できる木は台場クヌギといいクヌギの幹を伐採すると、その幹から芽が出て成長します。

伐採と再生を繰り返すことによって、幹が太くなったクヌギを台場クヌギと呼んでいます。

・クヌギ、コナラなどの樹液に集まる代表的な昆虫

カブトムシ、6月中旬~8月中旬

コクワガタ、4月中旬~10月中旬

ヒラタクワガタ、5月~10月

ノコギリクワガタ、6月~9中旬

ミヤマクワガタ、7月~9月

オオクワガタ、5月~10月

・トラップ採集

バナナやパイナップルなどを焼酎と供に醗酵させたものをストッキングに入れて、生息していそうな樹木に設置する。

昼間に発見した洞の中のオオクワガタなどは無理に取り出すより、洞の付近にトラップを仕掛ける。

カブトムシなどは外灯の下やその付近の樹木に置いても採集できる。

 

・トラップの作り方

① バナナとストッキングと焼酎を用意する。

② バナナをストッキングの中に入れて、つぶして焼酎をかける。

③ クワガタ達が集まりそうなところに仕掛ける。

④ 仕掛けたトラップは持って帰ろう

・外灯採集

外灯や自動販売機の光に集まるクワガタを拾い集める方法です。

♀が多く飛ぶのが上手な小型の個体が多いようです。

風の強い日や月の光が強い日、気温が低い日などはあまり外灯には集まりません。

 

① 山の近くにある水銀灯など白色の明かりを探そう

② 溝や障害物の下などを探そう

③ 外灯の近くにある樹木を探して見てみよう

④ 外灯の下やその付近の樹木にトラップを置いて見てみよう

・灯火採集法

日没後から12時間頃までに1m×1.5mほどの白布のスクリーンを見通しのよい雑木林に面した場所に張り,その前に蛍光管(ブラックライト等)を使用して光に誘引される昆虫を採集する。

基本は発電機を使用しますが、今では最新式コールマン電池式ランタンなどでも採集できます。

電池式だから音も無く安全、安心です!周囲が明るい満月の晴天時や風の強い時は,採集効率が低下するので避ける。

また,近くに外灯などの強い光のある場所も避ける。

 

① 見晴らしの良い場所で行いましょう

② 外灯のない雑木林の近くにセットします。

・材割り採集

外灯や自動販売機の光に集まるクワガタを拾い集める方法です。

♀が多く飛ぶのが上手な小型の個体が多いようです。

風の強い日や月の光が強い日、気温が低い日などはあまり外灯には集まりません。

 

① 山の近くにある水銀灯など白色の明かりを探そう

② 溝や障害物の下などを探そう

③ 外灯の近くにある樹木を探して見てみよう

④ 外灯の下やその付近の樹木にトラップを置いて見てみよう

・材割り採集法

① カワラダケなどにて朽ちた立ち枯れや倒木を探そう

② 食痕を見つけたら少しずつ削ろう

・オオクワガタの有名な産地

山梨県韮崎周辺

大阪府能勢周辺

佐賀県筑後川流域

福島県檜枝岐周辺

香川県綾歌郡周辺

など

・樹木(ヤナギ、ブナ、ミズナラ、カツラ)

などに集まる代表的な虫

・ヒメオオクワガタ

・ツヤハダクワガタ

・アカアシクワガタ

・ルリクワガタ

←写真はヒメオオクワガタです。

・標本

採集した昆虫が死んだら標本にしよう。